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十勝の子どもの進学・就職事情【帯広柏葉高校編】

十勝の子どもの進学・就職事情【帯広柏葉高校編】

UターンやIターンというカタチで十勝に引っ越したいと思ったとき、子どもの教育について不安を持つ人も多いのではないでしょうか。子どもに合った教育環境が用意できるのか、首都圏の子どもたちと比べてハンデとなってしまわないかなど、UターンやIターンが原因で子どもの将来の選択肢を減らしたくないと親御さんが思うのは当然のことでしょう。

 

北海道屈指の進学校「柏葉高校」

十勝では近年、東京大学や京都大学といった選抜性の高い大学に合格する人がコンスタントに現れています。そういう大学への合格者を多く輩出しているのが、北海道立帯広柏葉(はくよう)高等学校(以下、柏葉高校)という名の十勝の公立高校です。柏葉高校はその入学者のほぼ100パーセントが進学希望という、いわば進学校。札幌市を含め、北海道でも5本の指に入ると言われているそう。しかし昔から全道屈指の進学校だった訳ではないと言います。20年以上前は十勝の優秀な学生は十勝から出て行ってしまっていたそう。進学志望の生徒は、札幌や函館の名門と呼ばれる私立高校にこぞって進学してしまうという傾向がありました。その数、なんと100名以上だったとも言われています。北海道内の新聞や雑誌などでもけっこう叩かれ、十勝の高校は良くないというレッテルを貼られてしまっていましたが、その状況を変えようと柏葉高校はじめ、十勝管内の高校は奮闘したそう。その結果、現在、管外の私立高校に通う生徒はほとんどいない。わざわざ下宿代や仕送りをさせるほどの差はないし、むしろ帯広市内の普通科のほうが安心だと思ってもらえるようになったからです。特に、柏葉高校においては平成20年度以降は毎年、東京大学や京都大学など、難関と言われる大学への進学者を輩出するようになっており、北海道では注目を浴びる高校となっています。

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部活動も盛んなのが特徴。特に文化部の活躍は著しく、全国高文連で16年連続受賞に輝く新聞部をはじめ、演劇部、放送部、美術部、書道部などが全国大会進出の実績を持っています。

 

高い目標を持てる環境が自然に出来上がっている

聞くところによると、特段変わったことをしているわけではないそうで、基本は授業とのこと。もちろん進学校と銘打っているので、教科書や授業は難しめだし、進むスピードも速いそう。また、受験対策ができる時間割を組んでいるとのこと。プラスアルファで放課後や休みの日の補講を行ったり、模試を通じた受験対策なども行っています。しかし、これらは進学校と呼ばれる高校ではどこもやっていること。では何が違うのか。思うに、生徒自身が学校に対して自信と誇りを持っていることなのではないかと推察します。道内屈指の進学校に入学したこと。さまざまなサポートを受けながら共に学ぶ仲間と一緒に、未来のために努力できる環境が揃っていること。諸先輩方が選抜性の高い大学に多数合格していること。より高い目標を持てる環境が自然に出来上がっており、それが生徒の自信につながっているのです。

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帯広のソウルフードといっても過言ではない「高橋まんじゅう屋」のおやき。柏葉高校からほど近く、まさに青春の味。店主の高橋さんが柏葉高校の出身ということもあり、毎年受験シーズンには「合格」の文字と校章の焼印が押されたおやきをプレゼントしている。

 

国公立大学への進学率は約50パーセントと高い水準を保っています。

柏葉高校では、ここ数年、毎年東京大学、京都大学への合格者を続けて輩出。また、北海道大学をはじめ、難関と呼ばれる大学への進学者も多いのが特徴。国公立大学への進学率が約50パーセントと例年高い水準を保っています。生徒本人の努力はもちろんのこと、保護者や教職員が一丸となって進学に取り組んだ成果といえます。また、先輩たちの姿や実績は大きな励みに。難関大学が遠い存在ではなく、頑張れば自分にも手が届くのでは、という気持ちにさせる環境が柏葉高校にはあるのではないでしょうか。

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