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ワークライフとかち|北海道・十勝で働く!お仕事発見WEBマガジン
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モール温泉の魅力を十勝の人にも。「ホテル=泊まる場所」を超えた役割へ。

企業の育てる右腕人材「株式会社ふく井ホテル」

十勝の企業が魅力的なのは、そこで働くメンバーが魅力的であるからにほかならない。社長の下で組織を支える「右腕人材」が経てきたキャリアと、その仕事についての特別対談。今回の対談は株式会社 ふく井ホテル。

株式会社ふく井ホテル
代表取締役 林 佑太さん

札幌市出身。北海道大学卒業後、日本生命に入社。2020年4月、大学時代の同級生・米田健史氏から起業の誘いを受け、水野彰吾氏らとともに3人で株式会社そらを創業。2022年3月には、株式会社ふく井ホテルを事業継承。現在はふく井ホテルをはじめ、SPCとかちむら株式会社、ひまわり温泉、株式会社REIKUNの代表も務め、十勝の暮らしと観光に携わっている。

株式会社ふく井ホテル
事業開発部長 小松 勇斗さん

帯広市出身。高校卒業後、JR北海道に入社し、駅員・車掌として5年間勤務。2022年、フットサルチーム「ソルプレーサ十勝」への入団をきっかけに、株式会社ふく井ホテルに入社。モール温泉の魅力に触れ、価値をより多くの人に伝えたいという思いから「移動式天然モール足湯プロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングに挑戦。ひまわり温泉の執行役員も兼務。

老舗を受け継ぎ、次へつなぐ。ふく井ホテルの現在地

帯広駅から徒歩2分という好立地にあり、ビジネスや観光で十勝を訪れる人々が利用するふく井ホテル。その最大の魅力は、なんと言っても温泉。北海道遺産にも選ばれたモール温泉は、植物性有機物が豊富に含まれ「美人の湯」と称されるほどの美肌効果がある。ふく井ホテルでは帯広駅前のホテルで唯一、モール温泉を源泉かけ流しで提供している。

2022年、株式会社そらが事業継承を行い、林さんが代表取締役に就任。若手社員の発案により移動式のモール温泉を手がけるなど、さまざまな挑戦を続けている。話を伺うと、地域と観光をつなぐ、ホテルの新たな可能性が見えてきた。

お二人とも、前職はホテル業界とは無縁だったそうですね。入社のきっかけは。

林 前職では日本生命に勤務していました。35歳のときに起業の誘いを受け、十勝へ。その後、株式会社そらで中札内村の宿泊施設「フェーリエンドルフ」の運営を引き継ぎ、敷地内にスパを建てる計画が持ち上がりました。肝心の温泉をどこから運んでくるか考えていたとき、ちょうどふく井ホテルの前社長から事業継承の話をいただいたんです。

小松 僕は高校卒業後、JR北海道に入社し、新得町駅の窓口で4年、その後は釧路で車掌を1年ほど続けていました。ただ、車掌時代はちょうどコロナ禍の真っ只中。利用者が減り、誰とも会話をしないまま一日を終える日々が続き、「このままで良いんだろうか」と考えるようになりました。そんなときに、そらがスポンサーを務めるフットサルチーム「ソルプレーサ十勝」から声をかけてもらい、ご縁があって入社しました。

林 正直、面接のときは「フットサルをやりたい」という思いのほうが強い印象でしたね(笑)。でも小中高校と競技を続けてきた人…いわゆる何か一つの物事に打ち込んできた人は、その熱量のベクトルが仕事に向かうと途端に強くなるんです。その可能性を小松に感じましたし、一緒に働いてみようと、ふく井ホテルへの配属を決めました。

現在は帯広市内の「ひまわり温泉」を拠点に働いている小松さん。サウナの熱波イベント開催やSNSでの積極的な発信など、若手ならではの視点で施設を盛り上げている。
小松さんが開発した移動式足湯。出張の依頼を受けるまでに活動の幅を広げ、現在では十勝管内の催事や介護施設などから声がかかっている。

小松さんは今、モール温泉の魅力を伝える活動に精力的に取り組んでいらっしゃいます。どのような心境の変化があったのでしょうか。

小松 入社して最初の1ヵ月ほど、林社長に同行して経営者の方々とお話しする機会があり、それがすごく面白かったんです。前職では他企業の方と接する機会がほとんどなかったので、仕事への向き合い方や考え方を直接聞けたのが新鮮でした。もう一つ大きかったのが、モール温泉の存在。子どもの頃から身近にあって特別だと思っていませんでしたが、世界的にも珍しい泉質で、特にふく井ホテルの湯は肌が溶けるんじゃないかと思うほどの“とろとろ感”があるんです。十勝外の人はもちろん、地元の人にも知ってほしいと思うようになりました。

林 そこから、小松からの提案が一気に増えましたね。日帰り入浴をやりたいとか、温泉街っぽく提灯を飾りたいとか。

小松 驚いたのは、それをすぐに「良いよ」と言ってもらえたこと。普通の企業なら、費用対効果を説明して…と時間がかかると思うんです。でも、社長との距離が近いからこそ、良いと思ったことをすぐ形にできる。お客様が喜んでくれるのを見て、仕事の楽しさを実感するようになりました。

林 ふく井ホテルは創業98年の老舗です。長く勤めているベテランの従業員も多くいます。引き継いだ当初から大切にしているのは、施設の改装といった「何かを大きく変える」ことよりも、このホテルが培ってきた良さをどう次につないでいくかということ。小松から案が出た日帰り入浴もそうです。宿泊客の方だけに楽しんでいただく形も良いのですが、より多くの人にモール温泉を知ってもらいたいと思って実行に移しました。 

ほかにも新たな取り組みにチャレンジされていますね。

小松 入社2年目に「移動式天然モール足湯プロジェクト」に挑戦しました。クラウドファンディングで資金を集め、どこでも楽しめる足湯キットを作りました。モール温泉を気軽に楽しめる足湯って、実はこれまでなかったんですよね。最初はPR目的で無料出張をしていましたが、新聞やメディアに取り上げていただいたことをきっかけに、介護施設や企業から声がかかるようになりました。今では立派な事業の一つになっています。

林 来年、ふく井ホテルは100周年を迎えます。式典を行うというより、一年を通して楽しんでもらえる“100周年イヤー”にしたいですね。お客様のためになると思ったことを、若手の挑戦も含めてどんどん形にしていきたいです。

会社データ

会社名

株式会社ふく井ホテル

所在地

帯広市西1条南11丁目19-1

電話番号

0155-25-1717

資本金

1,600万円

売上高

約5億円(25年3月期)

社員数

50名(うち正社員15名)

詳細データはこちら
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お問い合わせ先

一般社団法人とかち地域活性化支援機構

北海道帯広市西22条北2丁目23-9 十勝産業振興センター

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