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未活用を価値に変える、山忠HDが生み出す「必然の連鎖」

株式会社 山本忠信商店

「つくる」を「食べる」のもっと近くに。

1953年創業の株式会社山本忠信商店。畑作物の卸売を主軸に地域農業を支え、「山忠(ヤマチュウ)」の名で親しまれる老舗企業だ。2020年のホールディングス化を機に、農業の枠を超えた多角的な事業展開を加速。商店からグループ経営へ。その組織変革を支えるのは、異業種から集まった3名のキーマンだ。 未活用資源を、価値に。偶然を、必然に。地域の中に「循環」を生み出す彼らの仕事と、山忠で働く面白さに迫る。

池内幸介さんに聞く、組織論と経営戦略

株式会社 山忠HD
常務取締役 池内 幸介さん

香川県出身。新卒時は日本通運での国際営業を経験。鎌田醤油グループ在籍時にマッシュルーム生産事業を立ち上げるために十勝に移住。2016年に山忠に入社し、経営直下の何でも屋として活躍する。

「未活用」は可能性。経営面から山忠を支えられる存在であり続けたい。

「大学では、歴史学をやっていたんですよ。山忠に来た理由もなかなかイレギュラーで…」。大学卒業後は大手物流企業に就職し国際営業などを経験。その後、香川県の老舗醤油メーカーで、事業開発や海外事業の中核として携わってきた。そんなユニークなキャリアを重ねてきた池内幸介さんと十勝との縁が生まれたのは、2010年のこと。醤油メーカーに籍を置いていた時、十勝産のマッシュルームを生産する新規事業を立ち上げるため、十勝へ移住したのが始まりだ。

事業の立ち上げにあたり、培地には馬の敷きワラが必要で、中でも小麦のワラが最適だという池内さんの話を熱心に聞いてくれたのが、山忠の山本社長。外から来た池内さんが地域に溶け込めるよう、さまざまな企業や人とつないでくれた恩人のような存在でもある。山本社長の支えもあり、事業は軌道に乗り、次のステージについて山本社長に相談した池内さん。「山忠に来てみないか?」という思いがけない誘いを、二つ返事で引き受けた。

「山本社長と話をする中で、人としての尊敬と会社の可能性を感じ、外部の視点を持つ自分が力になれるのではと考えました」。実際に入社したのは、2016年。その経歴から、社内では「どの部署でどんな仕事をする人なのか」と見られていたに違いないが…。「入社初日に社長から与えられた役割は、一年間放置でした(笑)」。自分でやることを見つけ、自分で実行し、成果を出せというスタンスだったのだ。「今だから言えますが、会社が役割を与えてくれることが、どれほど楽なことなのかを思い知りました。過去を振り返っても、これほどハードで、プレッシャーのかかる一年はなかったと思う」。

最初の一年、さまざまな部署の社員と話し、そこから見つかる課題を一つひとつクリアにしていった。「要は何でも屋です。一時期は、『とりあえず池内』ってあだ名が付いていたくらい」と笑うが、中には大手物流会社時代に学んだノウハウを活かし、物流の面で会社に貢献した事例もある。この自由なポジションを活かしきれたのは、池内さんだったからにほかならない。

自身や組織の在り方について、池内さんは「桃太郎」にたとえて語る。「社長は桃太郎、つまりリーダーです。その周りに、守りを固める犬、攻めを担う猿、そして全体を俯瞰する雉がいて初めて〝組織〟になると思う。犬と猿はそれぞれの役割に集中すれば良い。一方で雉は、空から全体を見渡し、情報を集め、チームが前を向いて進むための支えになる役割です。その意味で、僕は雉の役割を担える存在でありたい。経営の視点から山忠を支え、必要なときに機能する。そんなポジションを、自分の仕事として全うしていきたいですね」。

─「つくる」を「食べる」のもっと近くに。山忠のスローガンを実現するために、池内さんが重要視しているのが「食品加工」の分野だ。「農産物の生産量は群を抜いているけれど、加工できる会社が本当に少ない。畑にも地域にもまだまだ〝未活用〟な資源があり、そこに可能性がある。すでに取り組み始めている食品加工の分野を少しずつ太くしていきながら、地域を盛り上げる呼び水になるような事業を立ち上げていきたいと考えています」。山忠がホールディングス化を進めているのも、事業の広がりを見据えてのこと。十勝全体を広く見渡して〝未活用〟なものに光を当てていく。それが今の、池内さんの仕事だ。

代表取締役の山本英明さん。音更町出身で、2005年より現職。総勢12社となった山忠HDの先頭に立つ。

高橋良さんに聞く、福祉の現場から挑む異業種展開。

とかちアークキッチン株式会社 
代表取締役 高橋 良さん

香川県出身。十勝の福祉法人で長きにわたって働き、「合同会社 虹」の立ち上げのため独立。食品加工の分野への挑戦を考えた際に山忠へDMを送ったことが縁となり、とかちアークキッチンの代表取締役となる。

営業的視点をもった福祉を。この連携を一つのモデルケースに。

食品加工の事業を展開したい。そんなビジョンを具体化させたのが、とかちアークキッチンだ。代表の高橋良さんは、福祉業界で長く働いてきた人。「障がいを持つ方により良い生活を送ってほしい。そんな理想を持って独立しましたが、『お金を稼ぐ』という面が課題としてあって。食品加工の分野で何か事業ができないかと、山忠に連絡をとったのが始まりです」。需要と供給が一致し、共に就労継続支援A型事業所を設立することに。とはいえ、異なる背景を持つ組織が足並みを揃えるのは、容易ではない。「自分自身、異業種ゆえの壁を感じる場面も少なからずありました。でも、池内さんや山忠の社員が働く姿を見て、お金を生むためにこれだけのことをしているんだということを学んで。自分たちの営業力の弱さを痛感すると同時に背筋が伸びる思いでした。壁を感じている場合じゃない、と」。

十勝産の原料をメインにこだわりのメニューを展開するキッチンカー。主に管内のイベントに出展。

2023年には、帯広市内の食品加工施設へ移転し、生産体制も整った。そこに山忠が持つ広範な顧客ネットワークと営業力が加わることで、一次加工品の供給スピードは加速している。「まだ仕組みが整備しきれていない部分もあるので、注文数によっては現場が混乱することもありますが…。山忠の皆さんがとってきてくれる仕事を、まずは全力でこなしていく。そこから利益を生み、働いてくれる人たちへ還元していきたい。そしてこの連携が一つのモデルケースになればという思いがあります。これからの福祉には、営業的視点が必要だと実感しているので」。十勝の素材を、企業の営業力と福祉の力で価値に変えていく。そんな好循環は今、野菜の枠を超えてさらに広がろうとしている。

ジャガイモをはじめとする畑作物の中間加工を手がける。卸先は各地のパン屋や飲食店など多岐にわたる。
スーパーの惣菜など、加工までを手がけることも。山忠で扱う豊富な食材の活用販路になっている。

宮下全弘さんに聞く、M&Aと山忠のスピード感。

株式会社 山忠HD
執行役員 CFO兼グループ財務経理部 部長
株式会社 十勝スロウフード 取締役 宮下 全弘さん

帯広市出身。アイスホッケーに打ち込み、推薦入学で立命館大学へ進学。卒業後も京都、東京での民間企業を経てUターン。家業の製餡会社を経営した後、2018年に山忠へ入社。グループの財政・経営部門を支えている。

裁量とスピード感を持つやりがい。責任とチャレンジのある仕事。

山忠ホールディングスが、野菜の加工に続き、新たな柱として据えたのが「食肉加工」だ。2023年7月、M&Aにより迎え入れられたのが「牛とろフレークR」を主力商品とする食品加工会社、十勝スロウフード。この統合の最前線に立つのが、宮下全弘さんだ。宮下さんの経歴もまた、一風変わっている。東京の民間企業を経て、家業である製餡業を経営。2018年に山忠へ入社する。当初は総務部へ配属予定だったが、予期せぬ欠員により財務を任されることになった。「最初はまったくの未経験でしたが、自分でやるしかない状況で。必死に勉強しました。今は6〜7社のグループ会社すべての数字を見ています」。経営面を担う池内さんと共に、山忠の「実行部隊」として奮闘してきた。

十勝スロウフードのM&Aについては、こう振り返る。「単に事業を拡大したかったのではなく、まず経営理念や考え方が近しいと感じていたこと、地元の生産者に寄り添うというビジョンが一致していたことから、『この会社となら』と思えたのが大きかった。また、牛とろフレークRは地元の名品なので、これをなくしてはならないという思いもありました」と宮下さんは話す。畑作物の卸を本業としてきた山忠にとって、肉の世界は未知の領域。それぞれの企業文化の違いから生まれるギャップもあったが、それを乗り越えた先には思いがけない相乗効果も生まれた。「十勝スロウフードでは牛を一頭育てているため、全部の部位が工場に入ってくる。そして、フレークに使用しない部位が〝未活用〟だったんです。アークキッチンと協力し、コロッケやメンチカツ、アヒージョなどの商品を開発できるようになりました」。

十勝産牛肉を100%使用した「牛とろフレーク®」。管内ではいち早くECサイトでの販売に乗り出し、成功したロングセラー商品。
徹底的な衛生管理のもと、自社工場で加工。直売所では毎月29日(肉の日)前後にお得に販売されている。

こうした一連の展開は、最初から計画されていたものではない。食品加工の分野に挑戦しようと考えていた矢先に福祉業界との連携が生まれ、それがその後の食肉加工業を躍進させるきっかけになった。池内さんは言う。「仕事においては、プランド・ハプンスタンス(計画された偶発性)の理論を信じています。働く上で偶然に自分に降りかかってくるものを、前向きに受け入れられるかどうか。そこに分岐点があると思うんです。個人に限らず、事業全体でみても同じ。『こんなことできない?』と偶然降りかかってきた課題に『とりあえずやってみよう』と乗ってみる。仕組みを考えていくのはその後で良い。計画どおりに進まないのがあたりまえ。いかに偶然を必然にするか、だと考えています」。

山忠で働くやりがいとは。宮下さんから返ってきたのは、「やりがいしかないですよ」という潔い答。「仮にほかの企業で同じポジションに就けたとしても、ここまでの権限を持たせてもらうのは難しかったはず。それくらい、スピード感を持ってチャレンジできる環境がある。もちろん責任は伴いますが、社長が『失敗してもそこから学びを得ていれば良い』という姿勢でいてくれるからこそできることがありますね。経営と財務の両方に興味がある人にとっては、この上なく面白い仕事だと思います。最終的には自分で会社を作りたいというような気概を持った人と働けたらうれしいです」。

─「つくる」を「食べる」のもっと近くに。そんなスローガンを実現させるべく、フレキシブルかつスピード感を持って前進してきた山忠ホールディングス。その躍進を支える経営陣の出会いこそ、偶然であり、必然だったに違いない。十勝の〝未活用〟に光を当て、好循環を生み出していく。そんな山忠での仕事にはいつも、確かな手応えがある。

「自然で健康な状態」を大切に育てられる牛たち。時には宮下さんが長靴を履いて様子を見に行くこともあるそう。
カップ入りの牛とろフレーク®も人気。製造にあたっては「北海道HACCP自主衛生管理」の認証を取得。

会社データ

会社名

株式会社 山本忠信商店

所在地

音更町木野西通7丁目3

電話番号

0155-31-1168

URL

https://www.yamachu-tokachi.co.jp

資本金

2,000万円

売上高

60億4,000万円(24年6月期)

社員数

121名(うち正社員76名)

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