
有限会社 オーランドファーム
代表取締役社長 大石 富一さん
3代目として農場を継ぎ、法人化。豊かな暮らしを実現する、新たな農業の形を目指している。
安定した働き先と収入を約束し、自由な期間を設ける。
7ヵ月働き、5ヵ月休む。そんな農家らしい働き方を通年雇用で実現しているのが、大樹町のオーランドファームだ。
主力作物の「清流だいこん」は、土壌改良により品質を高め、選果場や機械を整備して生産と価格を安定させることで、ブランド化に成功。売上はもちろん、おいしさや健康の面でも価値の高い大根を作り続けること。それが畑と会社を存続させることにもつながると考えている。

15年前からは、冬期休暇を導入。畑作業のない11月〜3月、社員の出勤は免除され、さらに年俸制により、この期間も給与は支払われる。長い休暇の過ごし方は、社員の自由。新たな分野に挑戦してスキルを身に付けるも良し。アルバイトで収入を増やすも良し。北海道外の農家や地元の企業など、大樹町を飛び出して働く社員も多いという。
社員に安定した働き先と収入を約束し、自由な期間を設ける。この仕組みは、代表取締役である大石富一社長自身の経験から生まれたものだ。「若い頃、農閑期はアルバイトをしていて、そこでの経験が家業にも役立ちました。そこで社員にも、外で経験を積んでほしいと考えたんです」。夏に集中して働くというスタイルは、おいしい大根づくりにもつながっている。「期間が短い分、仕事への集中力も高まります。精度が上がり、意欲も生まれてくる。会社にとっても、プラスになるんです」。
夏はとことん畑に向き合い、冬は自分を磨く。オーランドファームは、新たな農業の働き方を作っている。

オーランドファームの1年間
4月/畑作業の始まりは土づくりから

6月/収獲時期は踏ん張りどころ!

出荷まで責任を持って

11月/5カ月の冬期休暇

有限会社オーランドファーム
大樹町字芽武83-2
01558-7-7008
2,360万円
2億4,000万円(24年2月期)
10名(うち正社員10名)