
北海道拓殖バス株式会社
部署間の密な連携が安全なバスの運行を支える。
拓殖バスは、十勝の人にとって重要な交通手段のひとつ。ここで働く職員たちは、学生時代に当社のバスを利用していた人、スケールの大きなバスの運転手に憧れていた人、地域密着の仕事に魅力を感じた人などさまざま。多様なバックグラウンドを持つ職員がそれぞれの得意分野を活かして働いている。

職種は大きく分けて4つ。路線バス、都市間バス、貸切バスの運転手をはじめ、会社で保有するバスの整備を一手に担い、安全な運行を陰で支える整備士、顧客対応や運行の管理を行う事務職、貸切バスの営業を行う総合職。利用客を安全に目的地へ届けるのはもちろんのこと、サービス業として心のこもった対応を行うことを重視しているため、社内の雰囲気も優しさや温かさを感じられた。昨年の夏には有志10名が集まり、室蘭市までオートバイで1泊2日のツーリングを行い、交流を深めたそうだ。

「職員には、バスにこだわらず視野をどんどん広げてほしい」と話すのは、代表取締役社長の中木基博さん。その方針のもと、社員を道内外の研修に積極的に派遣している。また、プライベートの充実も欠かせないと、ライフスタイルに応じた休暇の取得を推奨。希望に応じて1週間程度の長期休暇も可能で、旅行を楽しむ職員もいる。
2024年4月、新事業の観光農園がオープン。
2024年4月、拓殖バスは新得町で遊休地となっていた北海道拓殖鉄道の南新得駅跡地を活用し、観光農場「拓鐵キノコタン」をオープンさせた。ここでは、通年で原木シイタケの収穫体験が楽しめるだけでなく、拓殖鉄道と拓殖バスの歴史を学べる展示スペースも設けられており、訪れる人々に新たな魅力を提供している。当初、周囲からはこのような観光農場の新事業はバス会社として意外に映ったが、人々が目指す場所を作り、バスの需要や地域経済を活発にすることは、「人々の移動とふれあい“旅”を推進させ、地域を豊かにする」という企業理念を具現化するための、自然な延長線上の取り組みなのだ。現在は、75歳でバスの運転手を引退した職員が勤務しているほか、地元の支援学校を卒業した学生の新卒採用も行うなど、目的のひとつであった新たな雇用も創出している。

2024年4月にオープンした観光農園「拓鐵キノコタン。展示施設は、拓鉄鹿追駅の駅舎を再現したものになっている。
「今後はさらなる交流を生むきっかけや、長時間滞在を楽しんでもらう仕掛けが必要だと感じています。広い敷地を生かして、キャンプ場などの新たなアイデアも考えたい」と話す中木さん。さらには、積極的にイベントに出て、原木シイタケのPRも考えているそう。バス会社だからこそできる“バス”にとどまらない地域貢献の形を追求し、これからも多様な挑戦を続けていく。

社員紹介

入社6年目 業務部 運転課 運転士 小川美香さん
「高校生の頃に、女性バス運転士を見かけて自分もなりたいと思い入社しました。とにかく運転が大好きです!」路線バスや都市間バスの運転を担当しています。

入社1年目 業務部 観光課 観光係 重村謙太郎さん
22歳で地元音更を離れ、神奈川県で働いた後にUターン。「旅行会社との商談や貸切バスの手配を行い、お客様の旅がより良いものとなるようお手伝いします」。
会社データ
北海道拓殖バス株式会社
音更町字然別北5線西37-1
0155-31-8811
2,700万円
7億6,000万円(24年3月期)
133名(うち正社員71名)