北海道農業のサポーターであり続けたい。オリジナリティあふれる製品の開発に邁進。

日農機製工株式会社

現場の声を反映したモノづくり。特許技術で確固とした地位を築く。

農業の現場では、機械の進化が作業の効率化に直結する。そんな中、農家の負担を軽減し、より高性能な農業機械の開発・製造に取り組むのが日農機製工株式会社だ。

日農機製工の代表的な製品である「カルチベーター」と「ビートハーベスター」は、北海道の市場で8~9割の圧倒的なシェアを誇る。カルチベーターは、作物の間の土を耕し、除草作業を機械化することで作業負担を軽減。一方、ビートハーベスターは、自動追従機能を備え、収穫時の効率化を実現している。
さまざまな技術で取得した特許・意匠などの知的財産権は100を超え、確固とした地位を築く要因となっている。

こうした製品開発の背景には、農家の声を直接取り入れる姿勢がある。営業部門を通じた意見収集だけでなく、開発担当者が実際に現場を訪れ、農家と対話を重ねながらニーズを把握している。たとえば「作業効率を向上させたい」「機械の特定部分を改良してほしい」などの具体的な要望をもとに、社内で改良案を議論。毎年必ず製品を改良していく。小規模な改良は即時対応し、大幅な設計変更を伴うものは数年かけて熟成させるのだという。こうしたプロセスにより、毎年必ずアップデートされた製品が市場に送り出されるのだ。

社員の成長が企業の力に。全社員で生み出す革新。

日農機製工は開発・設計から製造、販売、アフターサービスまでを一貫して自社で行っているメーカーである。これにより、製造部門のスタッフも自分たちの作った部品や製品がどのように使われ、どのような評価を受けているかを実感することができる。特に修理・メンテナンスを担当する社員は、農家から直接感謝の言葉をもらう機会も多く、大きなやりがいにつながっているそうだ。

また、従業員の技能向上にも力を入れており、公的資格の取得支援や社内技能訓練を実施している。溶接やクレーンは専用の練習場も完備しているため、申請すれば自主練習のために就業時間以外の使用も可能だという。特別な資格や経験がなくても、学ぶ意欲があれば充分に成長できる社風となっている。技術資格のほかにも、アフターサービスの質を高めるために、ビジネスマナーや接客対応の研修を行っている。さらに、改善提案制度を導入し、開発部門だけでなく全社員からアイデアを募る仕組みを構築。優れた提案をした社員には表彰があり、業務改善の意識付けが日常的に行われているのだ。

農業の未来を支えるための技術革新を続けると共に、社員一人ひとりの成長を促しながらより良い製品を追求し、さらなる挑戦を続けていく。

社員紹介

入社10年目 技術部 設計開発課 橋爪大輔さん
「顧客から良い評価がもらえたときはもちろん、自然を相手とした製品開発のため毎年条件が変わり難しいですが、その条件をクリアした製品を考え出してご提供できたときに喜びを感じます」と話す。

入社5年目 製造部第2ブロック 組立グループ 上田智裕さん
「ただ造るのではなく、より良い製造方法を考え提案できる場があります。自分が製造した製品が現場で使われているところも見られ、さらにお客さまから評価をいただけること」が仕事のやりがいだという。

会社データ

会社名

日農機製工株式会社

所在地

足寄町郊南1丁目13

電話番号

0156-25-2188

資本金

4,500万円

売上高

14億7,000万円(24年12月期)

社員数

40名(うち正社員32名)

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