安定した黒字経営のもとで。技術を磨き、自由な発想でものづくりを。

株式会社 安西製作所 北海道支店

ベテランの技術力と、若手のアイデアが融合。

農業王国・十勝には、農作物の高付加価値化をサポートする企業が多く存在する。米や小麦、豆などの選別機を製造する安西製作所北海道支店もその一つだ。開設は1991年。選別機の開発、製造、販売、メンテナンスを担当してきた。農作物のほか、ホタテの貝柱の選別機など北海道らしい機械も開発している。

工場を見渡してみると、支店開設当時から勤める50~60代の社員のほか、20代の若手社員の姿が目に留まる。定年が近づくベテラン社員の技術を継承しようと、近年は新卒採用に力を入れてきたという。支店長の前田好晴さんは「採用活動の強化によって、優秀な若手社員を迎えることができています。この流れをもっと太いものにし、次のステップを踏み出したいですね」と話してくれた。

若手社員たちに自社の魅力を尋ねてみると、「溶接、プログラムなど専門技術のレベルが高く、尊敬できる先輩がいる」、「課長に壁がないように感じ、困ったときに相談しやすい」といった声が上がった。早ければ入社から1年ほどで新規の開発の一部を任せられることもあるそうだ。ベテラン陣はその様子を見守り、時にはそっと手助けをして形にしていく。上下関係は良好のようで、支店内では若手を育てようというムードが高まっており、成果も出始めている。冒頭で紹介したホタテの貝柱の選別機は、中途入社2年目の女性社員が開発したもの。従来の選別機にはなかった円形のデザインが特徴である。最終調整では北見市常呂町の顧客のもとに出向き、1ヵ月ほど滞在して完成させたという。今後も若手の挑戦とベテランの経験が交わることで生まれる、新たな展開が楽しみだ。

良好な労働環境に支えられて。

安定した黒字経営も強みの一つだ。それを支えるのは唯一無二の技術力である。1秒間に千回を超える処理能力にIT技術を組み合わせるなど、他社には真似できないものばかり。北海道支店では年間2機種を新規開発することを目標にしているが、需要に追いつかず“順番待ち”の状態だ。「要望は多いのですが、社員を無理に働かせるのではなく、人員が増えてからもう少し挑戦したいですね」と前田支店長は社員を第一に考えている。実際、労働環境は良好で、給与面も十勝では高水準と言えるだろう。若手社員も「道外に就職した同世代と比べても、遜色のないボーナスをいただいている」と教えてくれた。

技術力の向上に励みながら、アイデアを形にできる環境が整っている安西製作所。「自由に設計してみたい」、「ものづくりに打ち込みたい」といった情熱を持つ人にとっては、最適な挑戦と成長の場になるだろう。

社員紹介

入社3年目 今村彩人さん
すでに多くの機械を操る期待のホープ。「上達を感じるのは溶接作業。ほかにもいろいろな機械を動かすことができるのが楽しい。今後は塗装にも挑戦したい」。

入社2年目 栗原秀明さん
2年目ながら新規開発の筐体(きょうたい)の設計を1人で担当。上司に教わりながら作り上げた。「完成して良かったけれど、まだまだ改善点だらけ」と目標は高い。

会社データ

会社名

株式会社 安西製作所 北海道支店

所在地

芽室町東芽室北1線10-29

電話番号

0155-62-6111

資本金

5,000万円

社員数

110名(うち北海道支店正社員30名)

関連記事