社長インタビュー「農業×加工業で、未来を見据えた持続可能な事業に」

前田農産食品株式会社
代表取締役 前田茂雄さん

Q&A

Q
どのような人と一緒に働きたいと思いますか?
A

素直な人、前向きに学び続けられる人と一緒に働いていきたいですね。これまで、パン用小麦生産による需要拡大や農閑期の雇用維持のためのポップコーン栽培など新たな事業に取り組み続けてきました。その一方で、日本の農業を取り巻く環境は課題も多いのが現状。異業種の人たちや消費者との接点を増やし、持続可能な農業のあり方を探していきたいと考えています。仕事を通して関わる人たちの声を吸収しながら、新しい視点やアイデアをどんどん発揮していってほしいなと思います。今いるスタッフも、これから仲間になる人たちも。みんなが「ここで働いて良かった」と思ってくれたなら、そんなにうれしいことはありません。

Q
採用前・採用後のプロセスについて教えてください。
A

書類選考→農業体験→面接という流れです。1週間程度のインターンシップも開催しており、そこでは栽培管理部、食品製造部、販売部の仕事(工場での作業)の両方を体験していただきます。実際の仕事を体験してもらうことでお互いに見えてくる部分が多くあるので、ぜひ参加してもらえるとうれしいです。入社後1年目の社員には、それぞれのチームごとの業務をひと通り経験してもらった上で、正式に配属が決定します。適正も考慮しますが、希望が通る場合が多いです。いわゆる大企業ではない分、近い距離で、顔と顔を合わせながら相談していけたらと考えています。

Q
今後の展望について教えてください。
A

一つはやはりポップコーンの海外展開ですね。一時的な挑戦ではなく、安定的な取引を実現し、持続可能な事業へと発展させていきたいと考えています。また、農場を起点とする関係人口創出にも取り組んでいきたいです。これまで取り組んできた、小麦生産者やパン職人が十勝に集うイベントやツアー、小麦畑でのミステリーサークルづくりをはじめとする食育活動はその一環として捉えています。ビジネスという観点ではシビアに考えなくてはいけない部分も多いですが、根底にあるのは地元である本別への思い。地域の未来を見据えながら、ワクワクを大切に、挑戦し続けていきたいです。

プロフィール

代表取締役 前田茂雄さん
本別町出身。東京農業大学卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学び、Uターン。4代目として農場を受け継ぎ、「温故創新」をテーマに熱量高く事業に取り組む。

前田農産食品株式会社ってどんな会社?

農業×加工業。六次産業化で農業の未来を担う。

2014年から商品化に取り組み始めた「十勝ポップコーン」は、電子レンジで温めるだけでアツアツ出来立てが食べられるという前田農産独自の商品。「北海道知事賞」「農林水産省食糧産業局長賞」を受賞するなど、企業努力を全国に広めるきっかけにもなった。

パン屋と共に種を蒔く。異業種との交流も学びに。

自社農場で育てた小麦は、前田農産オリジナル小麦粉「香味麦選」として販売。パン職人が農場を訪れるイベントやツアーの受け入れも積極的に行ってきた。コンバインを操縦して小麦を収穫するのも仕事の一つ。農から食へ、川上から川下までが見えるのもやりがいにつながっている。

フラットな関係性の中、自分の声が届く環境。

従業員数13名(正社員8名)ほどの組織であり、コミュニケーションには壁を感じないという声が多数。性別や年齢の垣根を越えて、フラットに意見を言い合える環境だ。「自分が何をするべきなのか」を把握しながら働くことができるよう、育成制度の整備も進められている。

データで見る 前田農産食品株式会社

「インターンシップで実際の業務を体験でき、ギャップがなかった」という声が多数。
きちんと収益を得られる農業の基盤を築いているからこそ、安定した収入が実現。
作業免許(大特、大型、けん引、玉掛など)取得費用のうち2/3の補助を受けられる。
「性別、年齢、立場による壁を感じない」と語る人がほとんど。風通しの良い環境だ。

パッションあふれる社長の笑顔が印象的な前田農産。その内側には、「思い」と「現実」を両立させようとする真摯姿勢を感じました。農と食に関心を持つ人が活躍できる場所です。 (取材担当 立田)

会社データ

会社名

前田農産食品株式会社

所在地

本別町弥生町27-1

電話番号

0156-22-8680

資本金

200万円

社員数

13名(うち正社員8名)

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