社長インタビュー「成長の鍵は自ら考える力。酪農業界に新たな技術を」

株式会社 ファームノートホールディングス
代表取締役 小林晋也さん

Q&A

Q
どのような人と一緒に働きたいと思いますか?
A

一番大切にしているのは素直さですね。自分がやれることを精一杯できるまっすぐさを重視します。社長面接までは3人以上の社員が必ずその人を見るという仕組みにしていますから、僕が会う時点で会社への適正はあると考えています。だから僕が見るのは、その人が何を「より良くしたい」と考えているのか、という情熱だけ。それが入社後の自立性にもつながっていると思うんです。ファームノートHDでは「Connected」「Bold」「Professional」という3つのバリューを定めていて、人事評価や組織変更などを通して、日頃から社員に伝えるようにしています。会社として大切にすることは変わりませんから、あとは本人がそれをどう捉え、どんなパフォーマンスをするか。そうやって自分で考えられる人が向いていると思います。

Q
職場の環境づくりで大切にしていることを教えてください。
A

その社員にとってチャンスとなるような機会を設けるようにしています。チャンスというのは、「ペアシェア」などで本人が気づきを得ることや、こちらが考える新たな可能性を提示することですね。たとえば最近だと、新卒5年目の社員を、社内でも主力となる事業の役員に任命しました。一般的にはあまり行わない人事だと思いますが、彼は「続ける」才能があると感じたので、重要なポジションもやり遂げてくれるんじゃないかと考えたんです。こうした機会をきっかけに、本人に挑戦したいという気持ちやアイデアが芽生えたなら、上手くいくよう徹底的にサポートします。

Q
今後の展望について教えてください。
A

日本の酪農全体の生産性を高めていきたいです。今の日本の酪農は、世界的な水準と比べると生産性が低いですが、能力の高い牛を産ませたり、飼い方を工夫することで上げられる。これは自社牧場で実証できていることです。ですからまずは自社牧場で、人と動物と自然に優しくて、かつ利益も得られる生産方法を確立し、それをお客様に製品として届ける。そうして酪農家の経営改善につなげ、ひいては日本の酪農が国際競争力をつけていくサポートをしていきたいですね。

プロフィール

代表取締役 小林晋也さん
帯広市出身。旭川工業高等専門学校卒業。「世界の農業の頭脳を創る」という想いから2013年に株式会社ファームノート、2016年にファームノートホールディングスを創業。同年、日経ビジネス「次代を創る100人」に選出。

株式会社 ファームノートホールディングスってどんな会社?

農業系ベンチャー企業として酪農業界に新たな技術を。

2013年に設立したファームノート。それまでアナログだった牧場での経営管理をデジタル化する製品は、全国で2000件もの酪農・畜産農家に利用されている。2019年には酪農・畜産関連企業では初となる「日本ベンチャー大賞」も受賞した。

現場の声を聞きながら、生産者と共にサービスを作り上げて。

「アンバサダー」と呼ぶ生産者と共に製品の開発を進める。また、現場でより使いやすいサービスを作り上げるため、個別のフォローや問い合わせフォームからの意見をもとに日々改善。生産者とのコミュニケーションも大切にしている。

社員どうしのつながりを深める新卒コミュニティ。

新卒入社の社員と役員が所属するコミュニティを設置。合宿やアクティビティを定期的に行い、同期や先輩、役員との関係性を深める場となっている。入社したばかりの社員にとっては、仕事の悩みを気軽に共有できる、心強い存在だ。

データで見る 株式会社 ファームノートホールディングス

家畜人工授精師や開発・データ分析など、内容はスキルや志向によってさまざま。
チーム内での共有をはじめ、日頃からの相談しやすい環境づくりが要因にある。
帯広本社は週1回、東京支社は週3回のリモートワークが可能。
それぞれが必要なスキルや、個人が目指すキャリアに応じて支援を行っている。

社員みんなが考えて発言する機会を頻繁に設けており、人として成長できそうだと感じました。コミュニティなど役職を超えたつながりがあるのも、社員にとっては安心ですね。(取材担当 仰木)

会社データ

会社名

株式会社 ファームノートホールディングス

所在地

帯広市西8条南18丁目3-4

電話番号

0155-67-6911

社員数

102名(うち正社員86名)

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