
株式会社 山本忠信商店
代表取締役 山本英明さん
Q&A
コロナ禍の2020年、株式会社山忠HDを設立しました。小さく縮こまって嵐が通り過ぎるのを待つのではなく、コロナ禍をチャンスに変えるという決意での挑戦でした。M&Aや新規事業の立ち上げなどさまざまなことを手がけ、結果としてグループ会社・関連会社がぐんと増えました。
山忠HDでは1次産業から3次産業、さらには6次産業まで包み込むことを目指しています。1次産業に徹底的に寄り添いながら、マーケットに近いところまでできるだけやろうという考えです。ホールディングス化をきっかけに、当社の事業は大きく進展しました。 今後もそれぞれの事業をしっかりと固めていくのが第一義と考えています。
マーケットに寄り添うことも必要との考えから、2019年に共同出資で「株式会社standard bakers」を設立し、東京にベーカリーを出店しました。また、経営方針の中で重点課題としていました障がい者雇用に向けて、福祉事業にも取り組んできました。地元の福祉事業者と共に「とかちアークキッチン株式会社」を設立し、キッチンカーでピザフリットの販売などを行っています。
JALグループの「株式会社JALUX」とは戦略的ビジネス提携も結びました。十勝にちなんだ商品の企画・開発などに取り組んでいます。この商品を作っていた惣菜製造の会社を事業継承し、とかちアークキッチンで障がいのある社員が製造の一部を担当することで、人材不足解消にもつなげることができました。
知的好奇心が強く、初めてのことやわからないことも面白がってまずはやってみる人が良いですね。社会に出ると幅広い年齢層の人たちとコミュニケ―ションをとる必要が出てきます。学生時代とは比較になりません。他人に興味を持って、コミュニケーションを頑張ってほしいですね。
また、「夢」を大いに語って、宣言してほしいと思います。できればリーダー、社長を目指してもらいたい! そう考えています。
プロフィール

代表取締役 山本英明さん
1959年、北海道河東郡音更町生まれ。明治大学工学部を卒業後、静岡県内の食品関連の商社に勤務。5年間にわたる修業期間を経て、1987年に株式会社山本忠信商店入社。2005年より現職。北海道農産物集荷協同組合副理事長などを務める。
株式会社 山本忠信商店ってどんな会社?
ヤマチュウのミッションは農業と食にある。
70年の歴史は常に生産者と共にあり、生産者・実需者・消費者が支え合う世界の実現を目指している。豆の栽培農家による「ビーンズ倶楽部」、小麦の栽培農家による「チホク会」など生産者グループを設立し、生産者との情報交換や勉強会を行っている。

山忠祭りで地域貢献+社員の結束強化。
コロナ禍の時期を除き2008年から毎年開催されている山忠祭り。地元住民や社員家族への感謝祭として行われており、2024年には1600人(2024年調べ)が来場した。「毎年楽しみにしている」という声もあがるほど、地域に定着したお祭りに育っている。社員同士が部署の垣根を越えて交流・協力するコミュニケーションの場としても機能している。

社員を支える充実の福利厚生。
本社2階にはカフェスペースがあり、休憩やミーティング、一人で仕事に集中したいときなど、幅広く活用されている。また、社員の結婚記念日にはメモリアルディナー制度も。家族との食事代が全額補助されるほか、社長からメッセージ付きの花束が贈られる。「社員を支えてくれる家族に感謝したい」という山本代表取締役の思いが根底にある。

データで見る 株式会社 山本忠信商店




「繁忙期も協力して乗り越える雰囲気が良い」と1年目社員が語るとおり、和気あいあいとした空気感。関わった原料が商品になったときの誇らしさは格別だろうなと思いました。(取材担当 諏訪)
会社データ
株式会社 山本忠信商店
音更町木野西通7丁目3
0155-31-1168
2,000万円
60億4,000万円(24年6月期)
121名(うち正社員76名)