
十勝清水町農業協同組合
多様な農業が営まれる清水町で、農業のこれからを見つめて。
豊かな水と大地に恵まれた清水町。多様な農業を営む農家たちを支えているのが、十勝清水町農協だ。畜産や酪農、畑作四品をはじめ、にんにくやアスパラガスなどの特産品を活かしながら、生産から販売まで一貫して関わり、日本の食卓を支えてきた。
十勝清水町農協が見つめるのは、これからの農業だ。オリジナル有機肥料「しみず有機」による循環型農業の推進に、加工品開発とブランド化による高付加価値化。農協として農家をサポートしながら、先進的な取り組みを続けている。


それぞれの役割を果たし、農家の力に。
ひとくちに「農家の経営をサポートする」と言っても、その形はさまざまだ。経営指導や資材供給、生産物の販売…。職員一人ひとりが得意分野を活かし、あらゆる面から農家を支えている。
農産課の坂本豊さんの仕事は、「十勝清水にんにく」の加工と商品製造だ。前職では、パン・菓子メーカーの営業として働いていた坂本さん。OEM商品開発で関わったことをきっかけに、十勝清水町農協への転職を決意した。「製造する人がいるからこそ、営業の仕事は成り立ちます。製造の立場を経験することで、作る人と売る人の両方の気持ちを理解したいと思いました」。
にんにくの加工工場に配属されてからは、製造の過程について学びながら、製造計画の立案や作業の効率化など、仕組みづくりに奔走。前職で培ったコミュニケーション力を活かし、人材育成や企画室との橋渡し役も担ってきた。綿密なやり取りを心がけた結果、誰でも製造を回せる体制を構築。「製造の視点、企画の視点を持てるようになり、営業時代よりも視野が広がりました」と充実感を口にする。
金融課で働く武藤美加さんは、経営面から農家を支えている。十勝清水町農協で働き始めたのは、短期募集のパートがきっかけだった。嘱託職員を経て、現在は正職員として勤務。窓口対応や貸し付けの業務を担っている。「専門的な知識も必要なので覚えるのは大変でしたが、しっかり教えてもらってできるようになりました」と、これまでを振り返る。
パートの頃には、確定申告への対応を担当していた武藤さん。そこで築いた農家との関係性は、今の窓口業務にも活かされている。「農家さんと話すことが好きなんです。何気ない世間話をしたり、ちょっとした相談を持ちかけてくれたり。いろいろな人と関われることが楽しくて」。
職員の高いモチベーションの背景にあるのが、働きやすい環境だ。季節労働である農家に合わせ、職員の忙しさも時期によって大きく異なる。十勝清水町農協では、部署単位ではなく、担当業務毎に「労働カレンダー」を作り、業務量を調整。柔軟な変形労働を導入することで、集中して仕事に取り組める環境づくりを進めている。

農家や地域とつながって芽生えた、支えたいという思い。
2人が口を揃えて話すのが、農家への思いだ。坂本さんは生産現場が身近になったことで、農家と地域を支えたいと考えるようになったという。「農家さんたちの背中を押せるような商品を作りたいですね。農家さんにとっておいしい農作物を生産する励みになり、清水町を知ってもらうきっかけになるような新商品を開発する。とてもワクワクする仕事です」。武藤さんも「『この人に聞けば大丈夫だな』って、農家さんに安心してもらえるような存在になりたいです」と話す。農作物の価値を高めて届ける。農家の仕事と暮らしの土台を作る。それぞれの立場で、農家を支えている。
さまざまな役割を担う職員で力を合わせ、農家に寄り添う十勝清水町農協。農業と暮らしを支え、ひいては地域そのものを支える。その一端を担っているという実感こそ、この仕事の大きな財産だ。

十勝清水町農業協同組合
農産部 農産課 坂本 豊さん
苫小牧市出身。薬品会社や保険代理店、パン・菓子メーカーを経て、2021年に入社。にんにくの加工処理施設で勤務。製造管理や企画室との調整も担う。

十勝清水町農業協同組合
金融部 信用貯金課 武藤 美加さん
清水町出身。事務職や受付の仕事などを経て、2018年に入社。パートから正職員に登用され、現在は窓口業務などを行っている。
会社データ
十勝清水町農業協同組合
清水町南2条1丁目8
0156-62-2161
16億6,019万円
322億円
205名(うち正社員174名)