町にあふれる活気と魅力を生み出す。地域に溶け込む〝現場主義〟な働き方を。

人口は約18000人。移住や起業する人も多く活気あふれるまち、芽室町。その魅力を創造し、発信する役割を担うのが、魅力創造課の職員たち。北海道庁から派遣中の栗城広賢さんから見た、課の特色について話を聞いた。

芽室町役場 魅力創造課 魅力発信係
栗城 広賢さん

白糠町出身。オホーツク管内の自治体を経て、2023年より芽室町役場魅力創造課に派遣(地域振興派遣)。十勝・日高山脈観光連携協議会の事務局業務を中心に、日高山脈を中心とした地域の魅力発信に取り組む。趣味はスキーとサウナで、休日は十勝管内のスキー場や温泉巡りを満喫中。

芽室の魅力を創造し、町内外に伝える役割を担う。

芽室町役場魅力創造課。大きく分けて2つの係で構成されており、シティープロモーション、町内会活動、まちなか再生など、町の中に向けた業務は魅力創造係が担当。ふるさと納税や観光物産の普及、移住政策など町外に向けた業務は魅力発信係が担当する。全体的に見てかなり幅広い業務を担当しており、部署内は活気あふれる雰囲気だ。

栗城広賢さんは、北海道庁より派遣中の職員。2023年より芽室町へ派遣され、現在は魅力創造課魅力発信係の一員として活躍している。他地域の振興局でも勤務した経験を踏まえて、フラットな目線で魅力創造課の仕事について教えてもらった。まず栗城さんから見た課全体の印象については、「とにかく活気がある」とのこと。「役場全体に対しても言えることですが、職員どうしの距離が近く、コミュニケーションも活発。町長が気軽に話しかけてくれるのも、町役場ならでは。赴任したての頃は、周りの明るさにちょっと驚いたくらいです」と笑顔で話す。

栗城さんが主に担当してきたのは、十勝・日高山脈観光連携協議会関連の業務だ。2024年夏に国立公園に指定された、日高山脈襟裳十勝国立公園。そのエリア内に立地する十勝側の6自治体が連携し、観光振興や地域振興に取り組むための協議会だ。芽室町はその事務局を担い、パンフレットの制作やツアーを通して地域の魅力を発信してきた。「大変な一面もありましたが、やりがいも大きかったです。日高山脈は全体的に登山レベルの高い山ですが、景観を楽しむことは誰にでもできる。景観としての魅力もさらに広めていきたいと考えています。業業務をきっかけに、国立公園内の剣山にも初めて登ったんです。仕事を通して地域の魅力を感じられるのも、この課で働く良さの一つかもしれません」。

町に溶け込み、現場主義な働き方を。

町内外のイベントにも多く関わる中で、こんな発見もあったそう。「観光関連のイベントを開催するときなど、有志の実行委員会を立ち上げることが多いのですが。町民の方はもちろん、役場職員も部署関係なく、若手からベテランまであたりまえのように参加してくれるんです。職種による垣根を越えて、みんなでイベントを作り上げる中で良いコミュニティが築かれていく。その関係性が、町内の明るい空気や活気につながっていくのかなと感じています」。

役場職員と町民という立場を越えて、みんなでひとつのことを成し遂げる。そんな風土の中で、自然と町に溶け込み、「現場主義」な働き方ができていると栗城さんは言う。「地域ならではのイベントも多く、時期によっては忙しくもなりますが…。休日にイベント参加をした際はきちんと振替休日が取得できますし、職種や世代を越えていろいろな方と関わり、つながりができるというのは本当にうれしく、楽しいものです」。

芽室の魅力を創造し、伝える役割を持つ、魅力創造課というひとつのチーム。その仕事がいつもエネルギーに満ちているのは、職員一人ひとりが地域に根差し、このまちの魅力を見つけているからこそだ。

芽室町魅力創造課の仕事

観光・物産

観光や特産品を通して、町の魅力を発信しています。芽室駅前にある「めむろ駅前プラザ(めむろーど)」内にある「めむろまちの駅」では、町内の特産品をはじめ、さまざまな商品を購入できるほか、観光インフォメーションの機能も担っています。芽室の魅力を知りたい人の入り口的な存在です。

イベント

イベントが活発に行われるのも芽室町の魅力。地域ならではのイベントの一つが、「芽室花火-華音(はなおと)-」。過去に閉会してしまった花火大会を2018年より復活させ、地元の小中学生とコラボし、イベントとして実施しました。2024年は約25,000人の来場者を迎え、大盛況となりました。

地域ブランディング

芽室町で暮らす人々や自然環境について、より魅力的に、より広く伝えていくためのブランディング業務に取り組んでいます。2021年度には町民と町職員によるチーム〝芽室魅力発見隊〟”が延べ18時間に及ぶワークショップを行い、芽室町の20年後の未来図(ビジョンマップ)を作成。イキイキとした「人」が各所にいるのが特徴です。

移住・定住

移住・定住も魅力創造課の大切な仕事の一つです。写真は、大阪で行われた移住フェアの様子。移住者でもある相談員が自身の経験も踏まえて、移住希望者の目線に立って対応しています。移住者へのPRはもちろん、町内の土地や住宅情報など町民の暮らしを守るための取り組みにも力を入れています。

採用試験に関するポイント

毎年春に職員募集を行っています。詳細は、芽室町HPから確認を。

十勝町村職員採用説明会
例年3月頃、十勝管内の町村職員採用に関する説明会を開催しています。詳細は、HPでお知らせしていますのでご確認ください。

芽室町役場
電話番号 0155-62-9721
住所 芽室町東2条2丁目14