富士金網製造 株式会社
真摯なものづくりを通して
自然の景観と人の暮らしを守ってゆく
富士金網製造が創業したのは、昭和42年。河川堤防の強化に使用する金網の製造から事業はスタートした。災害の防止と自然の保全。その両特性を備える金網は、富士金網製造の理念「自然との共存」にも影響を与えている。
多種多様な金網製品は、河川工事にとどまらず、日勝峠の斜面の復旧や福島県いわき市の海岸洗掘対策など、活用の場は多岐にわたる。近年は、住宅基礎の鉄筋や配筋付きデッキなどの民間工事も増えていたが、気候変動による自然災害の増加から、今再び河川堤防の強化拡充に注目が集まっている。
河川工事に使用される「蛇かご」は、創業当時から製造する富士金網製造の主力商品のひとつ。メッキ鉄線をひし形に編んだ金網のかごに、石材等を充填した土木資材の一つだ。斜面の災害復旧、護岸・水制など、古くから土木工事に用いられてきた。その存在を直に見ることは少ないが、自然災害から私たちの暮らしを守る極めて重要な存在だ。編まれたひし形の金網は、地盤の変化に合わせて柔軟にフィットする。網と石材の隙間は生物の棲みかになるだけでなく、水流の低減や水の浄化に
も効果がある。しかし、果たされる働きの大きさに反して、蛇かごを取り扱う金網製造会社は道内に数社と少ない。
私たちの暮らしと自然を守る縁の下の力持ち。その商品の特性を反射するように、朗らかで実直な社員たちが、自らの仕事にもくもくと熱を傾けている。
入社4年目の磯さんは主に溶接機のオペレーターを担当する。大きな機械を操り、入念に電気抵抗溶接を行っていく。
「溶接金網」や「コンクリート二次製品」等に使用される鉄線の太さは、商品ごとに異なる。高瀬さんは鉄線を既定の細さに引き延ばす伸線作業を担当する。
企業情報
■企業名 | 富士金網製造 株式会社 |
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■企業概要 | 昭和42年創業。災害防止と自然の保全を目的とした、多種多様な金網製造を手掛けている。人々の暮らしと自然を守る縁の下の力持ち。 |
■本社所在地 | 帯広市西24条北1丁目6-6 |
■電話番号 | 0155-37-2135 |
■URL | https://www.fuji-gab-mesh.co.jp/ |