相互電業 株式会社
暮らしを支える地域密着型企業
まちの小さな電気屋さんとして多くの人たちに親しまれてきた相互電業は2016年、創業60周年を迎える。今の時代だからこそ求められる、人と人との繋がりこそが会社の存在意義だ。
自宅の電気にもしトラブルが起きたとしたら、身の周りに頼れる電気屋さんは思い当たるだろうか。多くの人はどこに問い合わせるのか困ってしまうはずである。
「私たちは電球一個の交換でも、直接お伺いします」。そう語るのは2016年4月より代表取締役に就任する板倉利幸さん(現副社長)。「会社として利益を追及することは大切ですが、そればかりに固執してしまうと、会社が本来持つべき存在意義を見失ってしまいます」。地域になくてはならない、まちの電気屋さんでありたいという志は、創業から60年経った今も変わらない。
1987年、現社長の板倉利男さんが代表取締役に就任。「当初は、会社を経営していくことや社員さんとその家族を支えていかなければいけない責任に押しつぶされそうになった」と話す。そんなとき友人の紹介で参加した人材開発・能力開発会社のセミナーで人の生き方や経営の在り方を学び、ひとつの確信が生まれた。「社員さんの幸せを第一に考え、なくてはならないまちの電気屋さんとして社会貢献する」という強い使命感を持つこと。そうすることで、必ず会社の成長につながるだろうと。
2001年には企業や個人宅向けの太陽光発電工事を十勝でいち早く導入した。今でこそ太陽光発電工事を事業とする会社は多いが、周りに前例がないことに投資し、新たに事業を始めていくのは、当然大きなリスクにさらされる。だが、まちの電気屋さんとして社会貢献したいという気持ちが優先したのだ。
普通に考えれば、電球一個の交換だけでわざわざ一般家庭を訪問するのは人件費、交通費などの面からみても赤字なのは明らかだ。だが、そういう仕事を断ってしまっては、その先に隠れている潜在的需要を見出せない。だから顧客と接する時間をとても大切にしている。「工事の際、担当者の対応がどうであったか、お客様にフィードバックをいただいています」。うれしい意見もあれば、時には厳しい意見もある。しかし、それを受け止め、顧客から受けた言葉に「感謝」し、顧客満足のために改善を重ねていく。「これは僕の考える、業者イコール怖い人というイメージを変えるための働きかけでもあります。お客様が困ったときに、何よりも先に担当者の顔を思い出してもらえるような関係が理想ですから」と板倉副社長は語る。
相互電業の仕事は私たちの暮らしと密接に関わり合っている。入社13年になる伊藤さんは先日、帯広市南町配水場の改築工事を3年がかりで完成させたばかり。「私たちは自分で作業することはほとんどありません。主な仕事は図面を引いたり、実際に作業をする職人さんに指示をする施工管理業務です」。職人たちには伊藤さんの父親くらいの世代の人が多い。これだけ年齢の離れた職人たちに指示し、作業をしていくのはそう簡単ではなく、綿密なコミュニケーションが欠かせない。上手くつき合っていくコツは、どんな場面で質問されても即座に答えられるようにしておくことだそう。その分豊富な専門知識を必要とするが、それを乗り越え、工事を完成させたときの達成感は計り知れない。「大規模な施設から住宅や店舗などの小規模の工事まで幅広く携われるのが、この会社の面白さ」と、伊藤さん。
2016年4月より電力自由化が開始され、私たちの生活は大きく変化する。同時に電気に関する問題・困りごとの増加が予想される。人口の約25%が65才以上という超高齢化社会の到来。さまざまな事情でなかなか外出できない人が増えるのが現実だ。だからこそ相互電業のように工事の大小に関係なく誠実に対応してくれる、小回りの利くまちの電気屋さんの存在が重要となる。副社長は「これからも電気のプロとして社会の変化に対応していける会社にしていきたい」と話してくれた。
募集内容
■業種 | 正社員(電気工事技術者、営業) |
---|---|
■仕事内容 | 電気工事の補佐・施工管理 |
■給与 | 高卒164,200円、 |
■諸手当 | 通勤手当、燃料手当(冬季のみ)、家族手当、役職手当など |
■昇給 | 年1回(4月) |
■賞与 | 年2回(8月・12月) |
■勤務地 | 帯広 |
■勤務時間 | 8:00~17:00 |
■福利厚生 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険ほか |
■資格・試験 | 高卒・専門学校(含短大)卒・大卒・大学院卒 |
■休日・休暇 | 土曜(隔週)、日・祝日、年末年始、お盆、年次有給休暇、慶弔休暇、産前産後休業、育児休業、介護休業など |
■備考 | ■会社訪問も受け付けます。事前にご連絡ください。 |
企業情報
■企業名 | 相互電業 株式会社 |
---|---|
■企業概要 | 大規模な施設から小規模な工事まで、幅広く手がける相互電業株式会社。1956年の創業以来、「電球1個の交換でも直接お伺いする」というモットーを持ち続ける。どの現場においても「まちの電気屋さん」として地域に貢献。 |
■本社所在地 | 帯広市東1条南5丁目2 相互ビル2階 |
■電話番号 | 0155-22-1188 |
■URL | http://www.sougodg.co.jp |