三洋興熱 株式会社

「夢も大切なエネルギー」、地域と共に歩む

三洋興熱は2017年の夏、本社の耐震・改修工事を行った。外壁はモダンで明るい色彩の煉瓦造り。「赤みがかった山吹色は温もりの色であり、十勝の実りの色」。地域の景観を考え、十勝の風景になじむ色を選んだのだと、代表取締役社長の笹井祐三さんは話してくれた。

三洋興熱の主な事業内容は、石油・プロパンガス・空調・衛生設備工事や、車両の販売・整備など。人の生活空間を創り、エネルギーを供給する仕事だ。「会社の行う地域貢献とは何か、毎日考えています」。創業者が始めた石炭事業が、車両関連にまで広がったのは、ひとえに「十勝で必要とされる限り、フットワーク良く取り組んでいきたい」という思いがあってのこと。十勝をより良い地域にしていくために、対価として利益を頂きながら、ますます社会貢献に勤しむというのが三洋興熱の考え方だ。

社員を大切に、一人ひとりの成長を考える

厚生労働省の「若者応援宣言企業」にもいち早く手を挙げるなど、福利厚生を整えて社員が働きやすい環境づくりにも力を注いできた。耐震も社員の安全を考えてのこと。「うちの仕事は、実務経験を積みながら技術をどんどん高度にしていくことが可能です。一人ひとりの成長をしっかりと考えたいです」。たとえば整備技術のコンテストでは毎年のように管内上位入賞者を輩出している。社員も含めた十勝の人の暮らしをもっと彩り豊かなものにしていくために。「地方だからこそスマートな会社を目指せるはず」と、笹井さんは意気込みを語ってくれた。

事業は大きく分けて、カーライフ＆エネルギー事業、ホームライフ事業、設備事業の3つ。快適な生活のためには、どれも必要不可欠な仕事だ。