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首都圏と十勝で徹底比較! 収支シミュレーションを実施

首都圏と十勝で徹底比較! 収支シミュレーションを実施

十勝・帯広で生活するのに必要なお金は?

「十勝に帰りたい、十勝に住みたい。でも…、ちゃんと十勝で生活していけるんだろうか。今までどおりの収入は見込めないかもしれないし、お金のことが不安です…」という悩みをよく聞きます。関東圏と北海道との平均年収に差があるのは事実。ただ支出項目については北海道の方が安く抑えられることが多いため、十勝・帯広で生活することは十分可能です。ご自身の生活と照らし合わせて、ぜひ十勝での生活をイメージしてみてくださいね。

ちなみに、今回シミュレーションするうえで、十勝・帯広で活躍するファイナンシャルプランナーであり「おべりべりライフサポート」を運営する大野有加さんにアドバイスをいただきました。個人・個人事業主向けのマネーサポート、セミナー・研修の開催など幅広く活躍しています。大野さんに相談している人の中には他の地域から十勝に移住してきた人も多いのだそう。大野さんの実際の事例を参考にして、収支シミュレーションを組んでみました。

大野さん

「おべりべりライフサポート」大野 有加 氏。帯広市出身。群馬県の大学を卒業後、十勝の会社に就職。2011年に独立し、「おべりべりライフサポート」を開業。ちなみに「おべりべり」とはアイヌ語から来た、帯広の昔の呼び方のひとつ。

 

首都圏から移住した35才男性、32才女性、7才、3才の4人家族の場合

4人家族

※クリックすると拡大してご覧いただけます。

 

十勝にUターンした30才女性、一人暮らしの場合

女性一人暮らし

※クリックすると拡大してご覧いただけます。

 

収入は減少、でも同時に支出も減らすことができる!

2つの事例をご覧いただきましたが、どちらの場合も収入こそ減少しているものの、各支出項目で削減ができているため、貯蓄を残すことができています。

何よりも大きいのが住宅費。賃貸物件の家賃の相場が十勝の方が圧倒的に安くなっています。同じ広さの部屋を半分以下の家賃で借りられることも。また、土地代が安く注文住宅の建築費もリーズナブルなことから、マイホームを実現しやすいのが特徴です。首都圏であれば郊外に家やマンションを購入し、遠い距離を通勤しなければならないところを、十勝であれば市街地に家を建てることも十分可能です。

また、食費も節約しやすい支出です。地元産のおいしい農畜産物をスーパーで安く購入できること、農家さんから野菜をお裾分けしてもらう機会が増えること、車社会のため外食や飲みの機会が減る傾向にあることが挙げられます。

確かに収入は下がってしまう傾向にありますが、だからと言って大きく生活レベルを下げる必要はなく、十勝でもお金に困らずに余裕のある生活を送ることは十分可能だと言えるのではないでしょうか。

 

 

※給与は手取り金額で試算しています。
※実例や統計結果をもとに編集部にてシミュレーションをしたものです。必ずしもこの数字どおりの収支となるわけではありませんのでご了承ください。

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