広大な畑で育つ十勝のゴボウ
土の良さが作物のおいしさに直結する
一見フキの葉のように見える大きな緑の葉。よく見ると先が長く、丸みを帯びた二等辺三角形のような形をしています。ここは本別町三井牧場のゴボウ畑。ふんわりと柔らかい葉をつける茎は地上1.2メートルほどの高さがあります。土のなかではそれと同じくらいの丈にゴボウが生長しているのだそう。土が固いとゴボウは長くまっすぐ育たないそうで、トレンチャーという機械で溝を掘り、柔らかい土で畝を作ってから種を蒔いていきます。
「ここは河川に運ばれて堆積した土壌です。作物を成育させるのにとても力があるんです。土が良いので、おいしい作物が収穫できます」と三井農場の4代目である彰浩さん。また、子どもたちに地元の食材を食べてもらいたいとの思いから、本別町内の給食でも使われるよう働きかけてきたそうです。
ゴボウを使ったレシピ!
ゴボウを使ったレシピをご紹介します。
ゴボウ入り親子丼
【材料/2人分】
ゴボウ……80g
鶏モモ肉……180g
卵……3個
みりん、しょうゆ……各大さじ2
小ネギ……適量
白飯……丼2膳分
【作り方】
① ゴボウはささがきにする。鶏肉はひと口大に切る。小ネギは小口に切る。
② 鍋に150ccの水と、①のゴボウを入れてふたをして火にかける。ゴボウに火が通ったらみりん、しょうゆを加える。①の鶏肉を加え、火が通ったら卵を溶いて回し入れ、半熟状に煮る。
③ 器に白飯を盛り、②をかけて①の小ネギを添える。
ゴボウとバナナのケーキ
【材料/16×7×6センチのケーキ型】
ゴボウ……80g
クルミ……20g
完熟バナナ……100g
白ゴマ油……50cc
薄力粉……100g
ベーキングパウダー……5g
塩……ひとつまみ
【作り方】
① ゴボウは薄い輪切りにする。クルミは刻む。
② フライパンに分量外の油を熱し、①のゴボウを香りが出るまで炒める。
③ ボウルに白ゴマ油、豆乳を入れ、泡立て器でよくかき混ぜる。小さな泡が立ち、もったりとしてきたらバナナをちぎって加え、さらに良く混ぜる。
④ 別ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、塩を順に混ぜながら加える。③を加えて混ぜ、①と②を加える。
⑤ クッキングシートを敷いた型に④を入れ、200度に温めたオーブンで25分焼く。