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十勝の「きほん」

雪室の中で保管した甘みたっぷりのとうもろこし

雪室の中で保管した甘みたっぷりのとうもろこし

1本1本スピーディーかつ丁寧に収穫

等間隔の畝(うね)に青々とした大きな葉をつけて凛と立つとうもろこし。7月中旬、芽室町の坂東牧場では、一般的な露地物の収穫時期よりも少し早く出荷する「早出しのとうもろこし」の収穫作業の最中でした。太さ、ひげの濃さ、実入りの状態を瞬時に確認し、1本1本スピーディーかつ丁寧に収穫していきます。品種はゴールドラッシュ。「実が軟らかく、とうもろこし本来の甘みが強いのが特徴。朝晩の寒暖差で糖度がブドウやビートと同じくらい高くなるんです」と坂東俊徳さんは言います。

収穫したとうもろこしは選別場に運び、いったん雪室の中で保管します。出荷の際は糖度が下がらないように12度前後に保たれた定温庫で選別、発送します。「小麦やイモなどと輪作をすることで畑の土を作り上げています。ですから、いろいろな栄養素が含まれた良い土となっていくんです。また、収穫時期や生育状況を的確に見極めることにより、味と質がともに安定したものを提供できます」。良い土はおいしいとうもろこしを育てる土台になっているのです。

 

とうもろこしを使ったレシピ!

とうもろこしを使ったレシピをご紹介します。

とうもろこしプリン

【材料/16×7×6のパウンドケーキ型】
とうもろこし(茹で)……1本
牛乳……250cc
粉ゼラチン……5g
きび砂糖……大さじ1

【作り方】
① 茹でとうもろこしは包丁で実を芯からそぎ落とし、150gと牛乳をミキサーに入れて撹拌する。残りの実は取り置く。
② 大さじ1の水に粉ゼラチンを加えてふやかしておく。
③ 鍋にミキサーで撹拌した①をザルで濾しながら入れる。砂糖を加え、弱火にかける。表面がポコポコとなるまで、木べらでかき混ぜながら温める。火を止め②を加えてよく溶かす。
④ ③に取り置いた実を入れ、容器に流し入れる。粗熱を取って冷蔵庫で冷やす。

 

冷製とうもろこしひたパン

【材料/2人分】
とうもろこし(生)……1本
玉ネギ……1/4
バター……10g
塩……小さじ1/2弱
牛乳……200cc
好みのパン、ミックスナッツ、パセリ……各適量

【作り方】
① とうもろこしは包丁で実を芯からそぎ落とす。玉ネギは粗みじんに切る。
② 鍋にバターを溶かし、①を炒める。塩を加えてさらに炒める。とうもろこしの芯と水400ccを加えて中火にかけ、沸騰後弱火で20分加熱する。
③ ミキサーに粗熱を取り、芯を取り除いた②と牛乳をいれてよく撹拌する。なめらかになったら容器に移し、冷蔵庫で冷やす。
④ ③を器に注ぎ、パンと砕いたナッツをのせてみじんに切ったパセリを散らす。

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