十勝の春から夏の風物詩「外焼き肉」を楽しむべし
春から夏の十勝には、休日を充実させるとっておきの楽しみがあります。それは「外焼き肉」。家の庭で、近所の公園で、河川敷の砂利道で、橋のたもとで…。ある調査によると、十勝の人は夏場は月に2回以上「外焼き肉」をしているというデータもあるほどです。十勝に暮らすなら絶対!外焼き肉を楽しみましょう。
(外焼肉=BBQのこと。十勝ではこう呼ばれることが多い)
STEP1/場所探しは市町村のHPなどから!
自宅の庭以外で「外焼き肉」ができる場所は、各市町村によって違いがあります。基本的にマナーを守ればOKの場所が多いですが、不安なときはHPや電話問い合わせで行政担当者に確認するのが確実。団体利用やイベント開催の場合は、事前に申請が必要な場合があるので注意が必要です。
【例:帯広市】
公園内での焼き肉について
『グリーンパーク以外の市内の公園では、焼き肉は禁止していません。公園で焼き肉等を行う際は次のことに注意してください。』
- 芝生を傷めないよう板を敷くか、脚の高い焼き台を使用してください。
- 使用後の炭や焼き台、ゴミは必ず持ち帰ってください。
- 水飲み場は炊事場ではありません。食器等の洗い物はご遠慮ください。
- ロープや杭を張ったりすると危険です。数日前からの場所取りはご遠慮ください。
- 近所迷惑になりますので、夜遅くまで騒ぐのはやめましょう。
(帯広市HPより)
STEP2/食材は十勝産で、新鮮なものを!
野菜も肉も魚も地場産が揃うのが十勝の魅力。各地にある直売所で野菜をGETして、朝採り野菜での贅沢な焼き肉を。十勝産の野菜やブランド肉は、夏場は管内のスーパーで割と気軽に手に入るので、要チェックです。
【おすすめ食材】
・とかちマッシュ
帯広ばんえい競馬から出る「“麦わら”の馬の寝藁」で栽培されているマッシュルーム。ホワイトとブラウンがある。
・アスパラガス
十勝の昼夜の温度差によって甘みが蓄えられ、甘みが強くて根元まで柔らかいと人気高し。切らずに丸ごと焼いても。
・ジャガイモ
30種類以上あるというジャガイモの品種。色も味も大きさもさまざまなので、お気に入りを見つけて。
・スイートコーン
ふっくらとハリのある実に蓄えられた甘みは、焼くことで増幅されて、たまらないおいしさに。新品種にも注目。
STEP3/上級者アレンジでより楽しく!
肉と野菜を焼くだけが「外焼き肉」じゃない。ベテランたちの変わり種アレンジは、アッと驚くようなものばかりです。外焼き肉に慣れたら、是非試してみてください。
- ジャガイモやサツマイモを洗って丸ごとアルミホイルに包んで炭の中へ。ホクホクの焼き芋に。
- カマンベールチーズをホイルに包んで炙って、溶けたらチーズフォンデュ。
- フライパンでアヒージョ。とかちマッシュとえびだけでめちゃくちゃおいしい!
- 丸天を網であぶります。焦げやすいので頻繁に返しながら焼きます。ふんわり膨れたら上手にできた証拠です。
- 貝を焼くときは貝が開いたらめんつゆを少したらしてバターを入れる。身を食べたらその貝の中のタレに大さじ1杯くらいの白米と溶き卵を入れてリゾットにします!
- フランスパンを輪切りにして焼いて、ニンニクとバターとパセリを乗せてガーリックトーストにする!
- 焼リンゴや焼バナナ。アルミホイルに包んで焼きます。チョコソースやシナモン、バターをかけて。
<生活情報誌月刊しゅん 2015年8月号読者アンケートより>
「外焼き肉」を楽しめるようになれば、あなたも1人前の、十勝人!!(?)
- 場所の選定はしっかりと。禁止の場所、危険な場所ではやらないでくださいね。
- 野菜のカット、肉の下味付け、物品のチェックは家でしましょう。現地での手間をいかに省くかが、上級者への道!
- 飲酒運転は絶対に禁止です。飲んだら運転しない、飲んだ人に運転させない!
- ごみや炭は持ち帰りましょう。埋めたり、その場に捨てるのは厳禁。分別してから持ち帰ると、帰ってからの手間が省けますよ。
- 帰り際にはぐるりと周りを見渡して。次の人が気持ちよく利用できるよう、綺麗にしてから帰りましょう。