十勝の生活費、収入、支出を考えよう!
十勝で生活するうえで気になるのがお金のこと!
これから社会人になる学生さんや、北海道外からの移住・引っ越しをお考えの方に向けて、暮らしに欠かすことのできない支出について解説します。
十勝と首都圏の収入の違いを知ろう!
現在、北海道外、とくに首都圏に生活している方の場合、一番気になるのは、十勝ではどのくらいの収入が得られるのかということでしょう。
「資料1」は、東京都、北海道、帯広市の世帯収入の構造を示したものです。東京都で500万円以下の収入の人の割合は60%程度なのに対し、北海道全体、帯広市だと70%以上に上ります。実際、首都圏で働いていた人がUターンや移住で十勝に来た場合、いきなりこれまでと同等の収入を得られる可能性は低いのが実情です。しかし、住宅費など抑えることができる支出項目もあります。
マイホームも賃貸住宅も低価格で!
下の図は東京都と北海道の家賃の相場についてまとめたものです。あくまでも相場なので価格の幅はありますが、同じ広さの部屋を半分以下の家賃で借りられる計算になるのです。北海道の家賃は東京都と比べると圧倒的に安くなると言えるでしょう。支出の中でも大きな割合を占める居住費を大幅に抑えられることは大きなメリットです。
また、マイホームも首都圏と比較してかなり安価で実現できるため、十勝においてマイホームは決して夢ではなく生活の延長上にあるもの。各自治体からの補助を受けられることも多く、若くして新居を構える子育て世帯の姿も見受けられます。
また、北海道の住宅は気密性、断熱性が高いです。冬は確かに暖房代がかさみますが、暖房設備の進歩により数年前と比べてもコストはかからなくて済む傾向にあります。
十勝では必需品! 「車」をうまく活用しよう!
北海道では一家に一台、いや1人一台と言っても過言ではない自動車。
車の購入費用にくわえ、忘れてはいけないのが維持費の数々。ガソリン代や洗車代、保険代、車検代、数年に一度のタイヤ購入費などさまざまな費用がかかります。
しかし渋滞ストレスに悩まされることはほとんどなく、車場も充実しているため商業施設などの駐車料金もほとんどかからないのもメリットのひとつです。車があればまとめ買いができたり、道具を積んだままにできるので仕事帰りにスポーツを楽しむことも。十勝の場合は温泉道具を車に忍ばせている人も。
十勝って物価は安いの?
十勝は言わずと知れた食材の宝庫。おいしい食材や加工品がたくさんあり食べ歩きを楽しむこともできる土地です。しかし物価はそれほど安くはなく、十勝で暮らしたからといって食費や生活費が極端に抑えられることはないようです。
まちには元気な地元企業から誰もが知っているチェーン店まで、日常生活に欠かせないお店が不便を感じることのないちょうど良い規模で存在しています。
就職活動中の学生さんへ! 親元から通えば家賃ゼロ!
最後に就職活動中の学生さんへ。高校生の多くは進学を機に十勝を離れますが、十勝で就職をして親元から職場へ通えば家賃はゼロ。
仮に5年間親元から通った場合、家賃(1LDKの平均)34,909円×12ヵ月×5年間=約210万円が手元に残ることになり、食費や水道光熱費、家事に費やす時間を含めると金銭的にも時間的にも大きなメリットを感じることができるでしょう。
ひとり暮らしも魅力的ですが、実家暮らしのメリットは大きいもの。ただし社会人として家族と協力しながら暮らしていくことをお忘れなく。
※2019年4月 一部内容を修正しております