「ばんえい十勝」を楽しもう!
巨大なばん馬の力強い走りが見どころ!
ばんえい競馬は、馬体重がサラブレッドの約2倍にもおよぶ巨大なばん馬が、直線200mのセパレートコースで最大1トンにもおよぶ鉄ソリを曳く、世界で唯一のレースです。北海道開拓に活躍した農耕馬で農民たちがお祭り競馬として楽しまれていたものが原点です。本来農耕馬ですから力のあることはもちろんのこと、ものを引っ張る抜群の持久力を持つ馬。一般的な競馬はそのスピード感が大きな魅力ですが、ばん馬の魅力は馬のパワー、力強さです。コース中にある2つの障害(坂)を越えるときは騎手のテクニックが勝負を左右するので、最大の魅せどころとなります。ダイナミックな馬の姿をぜひその目に焼き付けてください。
ばんえい競馬の特徴って?
■平地競馬は鼻先でゴールが決まりますが、「ばんえい競馬」ではソリの最後端がゴールラインを通過した時に決定します。これは「ばんえい競馬」が「荷物を運びきる」という競技であることに由来しています。
■馬のパワーやスタミナ、そして騎手のテクニックが大事なファクターとなっています。第1障害と第2障害との間では馬を止めてスタミナを温存させる場面が良く見られます。一気に攻めたり、一息ついたりと独自の駆け引きが生まれ、まさに人馬一体でレースが繰り広げられます。
■当日の馬場水分のパーセンテージが電光掲示板に表示されます。雨が降るとソリの滑りが良くタイムが早くなり、天気の良い日は水分が少なくタイムは遅くなります。これによってレースの展開が大きく変わります。
さぁ! レースを見よう、馬券を買ってみよう!
ぜひ、ばんえい競馬はライブで見てほしい、そしてせっかくならば馬券も購入するとよりエキサイティングできますよ。100円から購入できますので、お財布に無理のない程度に予想を楽しんでみましょう。とは言え、単勝、複勝、枠番複、馬複、ワイドなど馬券にはたくさんの種類があるので、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。そんなときの強い味方が「ビギナーコーナー」。ばんえい十勝のスタッフが簡単、ていねいに馬券の購入方法をレクチャーしてくれます。初心者の方でも安心です。
実際に走る馬を間近に見られるパドックを見に行こう。
レース発走25分前くらいになると、スタンド前のパドックにこれから出走する馬たちが現れます。パドック内にはたくさんのヒントが落ちています。馬の調子をチェックして予想してみましょう。馬を見極めるポイントはたくさんあります。例えば、頭をグンと上げて目を輝かせて歩く馬は好調だと言われます。また、腰、尻、股、関節、筋腱の充実した馬、毛ヅヤの良い馬も好調と見て良いでしょう。踏み込みが大きく元気よく歩く馬も良く走るようです。レース中はソリに乗る騎手もパドックでは馬に乗って登場。馬との呼吸が合っているかどうかも見るべきポイントです。馬が驚いてしまうので、カメラのフラッシュや大声には気をつけましょう。むやみに走るのも控えるようにしてください。
エキサイティングゾーンで馬と並走しながら応援!
ばんえい競馬の魅力は、レースをするばん馬を間近で見られること! そして馬と一緒に走りレースを楽しめることです。レースはスタンド内からも見られますが、せっかくならばコースの目の前のエキサイティングゾーンで観戦するのがオススメ! 1メートルの高さの第1障害を越え、まさに大きな山場となる第2障害へ。あえて騎手が馬を止めスタミナ温存をはかったり、騎手同士の駆け引きも観戦のポイント。第2障害を力強く登るばん馬の雄姿に、思わず手に汗握ります。そして最後の直線へ。第2障害を真っ先に抜けたからと言って油断は禁物。最後の最後まで逆転があるのが、ばんえい競馬の面白さ。まさに「一発逆転のライブショー」と言われる所以です。
「バックヤードツアー」でばんえい競馬の裏側をのぞいてみよう。
普段は入ることができないレースの裏側を見ることができる「バックヤードツアー」。レース開催日に実施しており、ガイドさんが説明をしながら案内をしてくれます。最初に巡るのは装鞍所(そうあんじょ)。出走馬の馬体検査、蹄鉄、馬の健康状態をチェックするところです。馬体重の測定もここで行っています。そして次は厩舎(きゅうしゃ)地区。シャトルバスに乗車し、馬と人が生活している場所・厩舎地区を1周します。装蹄所前では、タイミングが合えば蹄鉄を付け替えている様子を見ることができます。そして最後に旧実況室へ案内。過去に実況室として使用していた見晴らしのよい部屋からレースを観戦します。現在の実況室と隣接しているため、実況放送の様子を伺うこともできます。
■受付時間 開門~14:40頃まで(※ナイター開催時の場合)
■受付場所 帯広競馬場スタンド1F奥 総合案内所
※団体(10名様以上)で参加希望の場合は0155-34-0825(広報)にて受付しております(水・木曜除く)。
※有料となります。
白い息を吐きながらトレーニングする馬を見られる「朝調教見学ツアー」。
ばん馬は、レースに耐えうる基礎体力をつけるため、早朝にソリを引っ張ってトレーニングをしています。「朝調教」と呼ばれ、体からは汗が湯気になってもくもく立ちのぼり、厩務員が手綱で馬たちを指示していきます。数十頭の馬たちがソリを曳いている光景は圧巻です。全国からリピーターがやってくる人気のツアーです。
■受付 電話0155-34-0825(広報)にて受付しております(水・木曜除く)。
※有料となります。
いろいろな動物たちとふれあえる「ふれあい動物園」。
ばん馬たちをはじめとした動物たちとふれあえる「ふれあい動物園」。ばん馬のほかにもクォーターホース、アパルーサという種類の馬もおり、ふれあったりニンジンをあげることができます。ポニーやうさぎ、ヤギや羊、ニワトリともふれあうことができて、大人も子どもも楽しめる施設です。乗馬や記念撮影もできますよ。施設内のばん馬ギャラリーにはお手洗いが完備されていて、壁にはばん馬のさまざまな写真が飾られています。
「とかちむら」でグルメ&お買いもの!
ばんえい十勝の敷地内にある「とかちむら」には十勝のおいしいものやお土産がたくさん! 十勝のおいしい食材を使った料理を味わえる「とかちむらキッチンゾーン」、スイーツやおみやげを購入できる「スイーツ&セレクト」、生産者が直接持ち寄った安全で安心な農産物や、十勝をはじめとした加工品が並ぶ「産直市場」の3つのゾーンがありますよ。十勝を観光するのに外せないスポットです。各種イベントも積極的に開催していますよ!
【「とかちむらキッチンゾーン」店舗一覧】
■million sante(ミリオンサンテ)
十勝の旬の食材を様々な調理法でシンプルに提供しています! リーズナブルなシェアコースから本格フルコースまで。
■ぶた丼 たむら
十勝産の豚肉を「たむら」特製の秘伝のタレで焼き上げた、十勝名物のぶた丼専門店です。
■成吉思汗屋 肉ノ五右衛門
おいしい成吉思汗(ジンギスカン)をどうぞ。精肉店直営だからこその肉への徹底的なこだわり。夏場には屋外でバーベキューがご利用できます!
【「スイーツ&セレクト」店舗一覧】
■紫竹ガーデンカフェ
ドリンク、スコーン、オリジナルグッズを取り揃えています。紫竹ガーデンで人気のドリンク、手づくりスイーツをはじめ、とかちむらだけのメニューも。オリジナルギフト品も充実!
■Localista(ローカリスタ)
十勝管内のアーティストの作品を多数展示! お土産にピッタリな商品をたくさん取り揃えています。
【産直市場】
生産者が持ち寄った、新鮮な野菜や畜産品、花などでにぎわうエリア。加工食品も豊富。とかちむら限定販売品など貴重な商品も取り揃えています。地方発送も可能です。
【帯広競馬場】
帯広市西13条南9丁目
TEL:0155-34-0825(代表)
http://www.banei-keiba.or.jp/